公開日 2019年11月28日

 令和元年11月26日(火)に出雲キャンパスで、27日(水)に松江キャンパスにおいて、インドの伝統医学アーユルヴェーダセミナーを開催しました。本学は、本年8月に駐日インド大使館との間で行われた学術・文化交流促進に関する議論にもとづき、インドとの共同研究を検討しておりますが、本セミナーは、アーユルヴェーダ分野での新たな共同研究の創出を目指して、本学教職員にアーユルヴェーダに関する理解を深めることを目的に開催しました。

 アーユルヴェーダはインド大陸の伝統的医学で、中国医学などと共に世界三大伝統医学のひとつです。トリ・ドーシャと呼ばれる3つの要素(体液、病素など)のバランスが崩れると病気になると考えられており、これがアーユルヴェーダの根本理論だと言われています。インドで最もアーユルヴェーダの盛んな地として知られるケララ州から研究者を招き、アーユルヴェーダの基本理念、医療について講演がありました。

 医学部を有する出雲キャンパスでは、医学部長、研究企画担当副学部長など10名の参加者、松江キャンパスでは理事、副学長等の大学関係者および14名の地域の企業関係者、大学院生との意見交換がありました。出雲キャンパスでは、アーユルヴェーダに用いるハーブ等の生薬、サンプルの取扱いから予防医学の観点からの調査・分析方法など、具体的な質疑応答があり、共同研究の可能性が感じられる有意義なセミナーとなりました。また、松江キャンパスでは参加した地域企業からの質問があり、学術的な観点および地域産業振興のきっかけとしてのアーユルヴェーダに関する質疑応答があり、インド南部ケララ州との交流が深い山陰地域に位置する本学ならではの貴重な交流の機会となりました。

 また、27日の松江キャンパスにおけるセミナーでは、インド・ケララ州首相および関係者によるケララ州の紹介、本学の研究紹介として、自然災害軽減教育研究センター長の汪教授からケララ州でも見られる地滑り、洪水等の研究、ユネスコチェアの紹介があり、意見交換が行われました。

 島根大学では現在、インド・ケララ州に位置する大学等としては、コーチ理工大学、ラジャギリ工業技術大学、SCMSと学術交流協定を締結しています。今後の更なる学術研究交流の発展が期待されます。
アーユルヴェーダ研究者による講演の様子(出雲会場)  会場の様子(出雲会場)
セミナーの様子(出雲会場)       質疑応答の様子(出雲会場)
松江会場でのセミナーの様子 汪発武教授の説明の様子
セミナーの様子(松江会場)       汪発武教授の説明の様子(松江会場)